脇本陣奥谷 案内人のブログ

栗の節句

2016年9月9日 金曜日

栗の節句

9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」です。五節句とは、江戸時代に定められた式日、今でいう祝日のことです。今では、五節句の中では、あまり知られていない感じがしますが、昔は五節句を締めくくる行事として最も盛んだったそうです。そんな「重陽の節句」について少し調べてみました。

 

古来より、奇数は縁起の良い陽数、偶数は縁起の悪い陰数と考え、その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりで、めでたい反面悪いことにも転じやすいと考え、お祝いとともに厄払いもしていました。中でも一番大きな陽数<9>が重なる9月9日を陽が重なると書いて「重陽の節句」と定め不老長寿や繁栄を願う行事をしてきました。江戸時代から「重陽の節句」に栗ごはんを食べる習わしがあり「栗の節句」とも呼ばれています。「重陽の節句」の食べ物には、不老長寿を願う気持ちが込められています。

 

栗ごはん、急に食べたくなりました。

ちなみに、昭和42年のきょう、9月9日に奥谷郷土館として開館しました。



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