脇本陣奥谷 案内人のブログ
光あれ
2015年9月3日 木曜日
この所の長雨続き、昨日の午後に一時日差しが覗いたので「それっ!」とばかりに外回りを片付けて、ふっと上を見上げてみると...土間の格子窓から幾筋もの光が差し込んでいました。「あれ、もうそんな季節なんだね」と皆で言い合い、慌てて撮ったのがこの一枚です。(実際、その後は日が薄くなり見えなくなってしまいました)
昔、人々は太陽の動きで季節を知り、暦を定め、そして日々の生活を送っていたわけですが、成程それも道理だなぁとこの光を眺める度に思います。あれほどまでに勢いのあった夏の気配が遠ざかり、いつしか実りの秋。その後には厳しく長い冬が待っています。けれども冬になればなるほど光は明るさを増し、全てのものを照らしてくれます。ものの形が分かるのも、色の違いを感じるのも、全ては光あってこそ...
妻籠の風景
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