脇本陣奥谷 案内人のブログ

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

2015年5月19日 火曜日

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花 昔から草姿を美人の立ち姿に喩えられる芍薬ですが、奥谷の庭では今紅白の芍薬が見頃を迎えています。花名のシャクヤクは「姿がしなやかでやさしいさま、たおやかなさま」を意味する「婥約」(しゃくやく)に由来するといわれ、属名のpeonia(パエオニア)はギリシア神話の医の神(ぺオン)にちなむとか。根を乾燥させたものは鎮痛薬としても使われるそうです。花言葉は「はにかみ、恥じらい」。由来は諸説あるそうですが、華やかな花姿とは反対に夕方に花を閉じてしまうことからとか、はにかみ屋の妖精がこの花に隠れたところ花も一緒に赤らんだというイギリスの民話からとも。ひょっとしたら可憐な妖精に出会えるかもしれませんよ。ぜひ脇本陣のシャクヤクを見にお越しください。


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