脇本陣奥谷 案内人のブログ
名残の光
2014年3月31日 月曜日
昨日は春の嵐、ようやく咲き出した梅の花が風にゆすぶられるように震えていましたが、今日は穏やかな光の中のびのびと枝を伸ばし花を空に向けています。木曽にも、春がやって来ました。
さて「光」といえば、ご好評いただいた奥谷の囲炉裏端の光景も、もうすぐ見納めとなります。本日は11:45くらいに一筋だけ光が入り始め、12:20くらいにここまで光が見えるようになりました。本当に日一日と見える時間が短くなっています。なのでタイトルをどうしようか...と考えていたところ「名残の光、というのはどうでしょうか?」という意見が出たので、それはいいね!とさっそく採用させてもらいました。辞書で調べてみると「名残」には〝心惹かれて別れがたい気持ち〟という意味があるそうです。なるほど、まさに「名残の光」ですね。
ですが奥谷の光が見えなくなるという事は、太陽が高く昇っていくという事。光が強くなり、風は南から吹くようになり、そして季節は春を迎えます。気が付けば3月も終わり、明日からは新年度です。ちなみに電話等で問い合わせが多くありましたが、博物館の入館料は明日以降も変更はありませんので、よろしくお願いいたします。
妻籠の風景
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