脇本陣奥谷 案内人のブログ
東風（こち）吹かば
2014年2月1日 土曜日
今朝は放射冷却で冷え込み、屋根の上が霜で真っ白になっていました。遠くの山で鳴く鳥の声が凍った空気に伝わり、すぐ傍で鳴いているような気配。あぁ、まだまだ冬だなぁ...と思っていたのですが、その後は気温も上がり「これは春を探しに行かないと！」とカメラ片手に歩いていると...風に乗って甘い香りが。辺りを見渡すと、思った通り「ロウバイ」の花が咲いていました。
昨年のブログでもこの時期に「ロウバイ」を紹介していたと思いますが、春を告げる花ですね。勿論、梅も百花に先駆けて咲きますが、この辺りではロウバイの方が早く咲く気がします。梅とはまた違った、優しくて甘い香り。その香りのする風が吹くと「春になったなぁ」と感じます。東風が吹くと凍てついた大地が溶け、春がやってくると言いますが、きっとその風はこんな香りがするのではないでしょうか。季節の移り変わりを感じさせてくれますね。
それでも天気予報によると、また雪が降る寒い日が戻ってくるようです。どうぞ皆様、ご自愛ください。
妻籠の風景
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