脇本陣奥谷 案内人のブログ
白く柔らかく
2014年1月9日 木曜日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年はお正月からお天気も良く、カメラマンの方や家族連れのお客様など、多くの方に入館いただきました。奥谷の囲炉裏端の日差しも美しく、新年から清々しい気持ちになります。三箇日の間は松の緑も青々と、妻籠の町を飾っていました。また館内には「鏡餅（かがみもち）」も飾られています。冬の「白」というと雪や霜など寒々しいイメージがありますが、お餅に関しては違いますね。もち米を蒸す湯気の甘い匂いや、ぐーと伸びるお餅の白は、とても暖かくて柔らかい感じがします。昔はおめでたい事があると必ず餅をついたと言いますが、それだけお餅というものが幸せの象徴だったからでしょうか。
さて当館では来る１１日の土曜日に、本陣において「鏡開き」を行います。ご入館いただいたお客様には、暖かいお汁粉の振る舞いもありますので、是非お越しいただければと思います。また１５日は「小正月」という事で、前日には繭玉（まゆだま）の飾りつけもしますので、興味のある方は覗いてみてください。
妻籠の風景
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