脇本陣奥谷 案内人のブログ

一寸の光陰

2013年9月28日 土曜日

一寸の光陰

九月も残すところ数日となり、最近はとみに朝晩の冷え込みがきつくなってきました。それでいて日中は気温が上がるので、一体何を着たらいいのか悩む今日この頃です。夕方に見えたお客様には「日が沈むと寒くなりますから、気をつけてくださいね」と声をかけさせて頂いておりますが、この温度差こそが『秋』というものですね。

 

さて。暫くぶりに囲炉裏端の光線をお届けします。この写真は昨日の昼に撮ったものですが、今朝は十時頃からすでに日が差し込み始めました。本日は晴天、今日も綺麗な光を楽しめそうです。一瞬一瞬で変化する様は、毎日見ていても飽きません。気圧の関係で煙が溜まりやすい日と溜まりにくい日があるので、本当に同じ景色は二度と見えないのです。まさに一期一会ですね。

 

これから木曽も秋を迎え、宿場の風情に似合った景色をご覧頂けるようになります。「送られつ 送りつ果は 木曽の龝(あき)」...芭蕉の句を思い浮かべながら、ぜひ散策など楽しんでみてください。



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