脇本陣奥谷 案内人のブログ
春は来ぬ
2013年3月30日 土曜日
杏（あんず）の花が咲きました。青天の下、淡い薄紅色の花びらと、少し濃い紅色の蕾が鮮やかです。
杏というと同じ長野でも更埴市辺りが有名で、木曽では大変に珍しい花。ですがぱっと見た限りは、梅の花に良く似ています。この写真を撮った時には、木の下の沈丁花の香りが漂って、目からも息からも春を感じる次第です。地面も暖かくなってきたのか、地を這う虫も多くなってきました。
「藤村詩集」には春の詩が多いですが、厳しい冬の後だからこそ、一気に春になった喜びが溢れて言葉になるのかもしれません。そろそろ春休みも終わりますが、これから一層木曽の春は賑やかになりますので、春の息吹を感じにいらしてくださいね。
妻籠の風景
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