夕顔の君（きみ）・・・

脇本陣奥谷　案内人のブログ

2012年8月16日木曜日

今回は、奥谷の裏に咲いている『夕顔』です。

『夕顔』と聞いて『源氏物語』を思い出すか、『カンピョウ』を思い出すか、人それぞれだとは思いますが、いつもは食べ物の話題が多い職員間でも、今回は「源氏物語」の声が多かったです。

ただ、中には「花をおひたしにして食べたら美味しそう」という強者もいましたが・・・（笑）

今回の写真は、夕立の後に撮ったので、花が雨の滴に濡れてしまって少し元気が無く見えますが、普通の状態でも『夕顔の花』は、か弱げな、儚い印象を受けるのではないでしょうか？

『源氏物語』の中でも、"夕顔の君（きみ）"は、その儚げな印象で"光源氏の君"を魅了し、そして、か弱さ故に命を落としてしまうわけですが・・・。

そして、『夕顔』が咲くと、お盆が来たなと言う感じがするのですが、今日は「送り火」です。

妻籠宿の寺下地区では、一斉に「送り火」を焚くので、町並みに盆提灯と送り火が幻想的な光景が広がります。

お盆が終わり、夏休みもいよいよ終盤ですが、まだ何処にもお出かけになっていない方は、宜しければ木曽の妻籠宿にも、お出かけ下さいませ。